禮:礼節を重んじ、節度を守ること
義:志に従い、まっすぐ生きること
廉:私欲を持たず、意志が堅いこと
恥:悪を恥じ、不正な行いはしないこと
本校は中国語を学び、中華文化を伝承することを目的とした華僑の為の学校であり、また校訓を基盤とし、いつの時代にもあった楽しい学習環境作りに励み、徳、智、体、群、美のすべてをバランスよく育成することを目指しています。
一、自分に自信を持ち、目標を立てることができる
二、学友を愛し、集団の中で互いに助け合う
三、目上の人を敬い、年下の人を愛す、また師を尊び、教えを重んじる
四、健全な人柄を育成し、五育すべてを重んじる (*1)
五、インターネットやデジタル学習を着実に身に付ける
六、中国語、日本語、英語の習得に力を注ぐ
七、マクロ的な国際視野を培う
(*1) 【五育とは】 徳:道徳教育 智:知識教育 体:運動教育 群:社会技能教育 美:情操教育 を指す
1897年 |
孫文ヨーロッパより来日、日本における初の華僑学校<校名:中西學校>の創立を提議し、本校の前身となる。 |
1898年 |
校名を中西學校より大同學校に改める。 |
1923年 |
関東大震災により校舎が全壊。翌年新校舎が落成、大同、華僑、中華の三校が合併、校名を「横濱中華公立小學堂」に改める。
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1925年 |
10月校名を「横濱中華公立學校」に改める。 |
1946年 |
第2次大戦の空襲により灰と化した校舎を建て直し、校名を横濱中華小学校とする。同年9月21日中華民国僑務委員会より認可を得る。
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1947年 |
中華民国教育法令により、学校理事会を設立。中学部と幼稚園部を増設し、校名を「横濱中華學校」に改める。
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1955年 |
高等部増設が認められ、校名を「横濱中華中學」に改める。 |
1958年 |
高等部第一期生が卒業。 |
1965年 |
国父孫文の銅像を鋳造。 |
1968年 |
新校舎落成。学校法人の資格を取得、校名を「横濱中華學院」に改める。 |
1974年 |
中国国民党中央委員会より「国父紀念校」の名称を使用することが認められる。 |
1993年 |
運動場を修復し、全天候型運動場となる。 |
1997年 |
創立100周年記念の祝典が行われる。 |
2001年 |
百周年記念誌を発行。 |
2003年 |
新制服導入。 |
2007年 |
創立110周年記念の祝賀晩会が行われ、記念誌が発行される。 |
2013年 |
各教室に補助電子黒板が設置される。 |
2014年 |
国立台北教育大学と教育協力における意向書が交わされる。 |
2015年 |
国立台湾体育運動大学及び私立銘傳大学と教育協力における意向書が交わされる。 |
2016年 |
中華民國中信金融管理學院と教育協力における意向書が交わされる。神奈川大学と高大連携校とを結ぶ。
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2017年 |
大阪において、東京横浜大阪三僑校國語演講交流會を実施する。
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2017年 |
本校創立120年紀念園遊会と祝賀大會と祝賀晚會が行われる。
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2020年 |
12月、新校舎竣工。
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*本校は学校法人横浜中華学院理事会により運営されています。
本学院は新時代の到来にも応えられるよう、絶えず時勢に合った華僑教育を追い求めております。最も理想的で現状に適合した華僑学校教育の環境作りに力を注いでおります。
一、中国語、英語、日本語の三言語教育を強化し、中国語教育を確実なものにしています。
二、優良なる中華文化の伝統、獅子舞龍舞及び民族舞踊を発揚しています。
三、横浜華僑社会特有の文化的特徴を顧み、地域の繁栄と発展に寄与しています。
四、国内外の学校との交流や留学を重視し、学生の聞く、話す、読む、書く、計算する力の向上に役立てています。
本校では、生徒たちが家庭的で和やかな雰囲気の中で学習に励むことができ、また生徒ひとりひとりに適した教え方を施すことによって、品行・学問ともに優れた健全な人格を育成することに力を注いでおります。
本校の教育課程においては、日本の高校・大学への進学、もしくは台湾・欧米への進学においても、競争に打ち勝てる為の教育体制を施しております。
現在未来を問わず、言語は学問を探求する上での基礎となり、また職を求め生計を立てるための重要なツールであると世界中で言われています。本校の教育課程においては、小学1年生より中日英の三言語を同時に学習し始めます。周知の通り、言語学習における重要な臨界期は、10歳から15歳と言われています。この時期に多くの言語を浴びる環境の中にいることによって、三言語が操れる子供たちを育成することが可能になるのです。本校は国内外においての豊富な教育経験があり、合理的な教育方法や順序を熟知しており、加えて学識豊富で熱心な教員がそろっております。そのため、御子弟が本校で勉学に励まれることには格別な価値があると思っております。
【前期】 4/1~10/14
4月 |
入学式、上学期始業式、交通安全訓練、防災避難訓練、外部模擬試験、卒業学年進路指導、PTA懇談会
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5月 |
本国及び校内校外の作文、習字、美術等コンクール参加、健康診断、歯科検診、授業参観
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6月 |
中三修学旅行、春季遠足、中間試験、外部模擬試験、球技大会
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7月 |
外国語サマースクール、夏季補講、部活動合宿
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8月 |
夏季補講、水泳教室、職業体験、職業人講演会
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9月 |
孔子祭式典、三校合同中国語スピーチコンテスト、校内中国語スピーチコンテスト、期末試験、津波避難訓練、外部模擬テスト、転入生入試、新小一入試選抜試験
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【後期】 10/15~3/31
10月 |
運動会、双十節パレード、上学期修了式、下学期始業式、小六修学旅行、秋季国際親善活動月間
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11月 |
創立記念活動、見学活動、日本語スピーチコンテスト、中国語作文コンクール、防災避難訓練
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12月 |
中間試験、中高生マラソン大会
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1月 |
英語スピーチコンテスト、高三卒業試験、高二修学旅行、転入生入試
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2月 |
授業参観、新小一入学説明会
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9月 |
小六/中三卒業試験、期末テスト、防災防火訓練、卒業生歓送演芸会、卒業式、下学期修了式
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その他の活動として、
台湾国内より本校と関連する団体を招聘し各種文化芸能活動
日本国内の提携大学による大学講演会を実施
本校小学部のカリキュラムは、中華民国教育部(日本の文科省に相当)における小学校標準課程の規定に従った上、日本の文科省における学習指導要領を参照し、また、生活環境が海外居留地であるといった華僑学校独特の特殊な事情をも配慮し周到に編成されています。そのカリキュラムの目標は、初級段階における児童の健全な心身の育成、並びに五育である徳、智、体、群、美のバランスの取れた発達、国際時代に適応できる活発な児童の育成にあります。
【小学部における教育カリキュラム】
本校は特に早期に開始する多言語教育を重視しており、小学1年時より中国語、日本語、英語の三言語同時教育を実施しております。本校には専門的且つ優秀な教師陣が揃っており、また豊富な教材はもとより、長年の経験に根差し工夫を積み重ねた授業方法や常に改良をしている教育ソフトによって、子供たちに基礎力を着実に身に付けさせ、6年間を通して、中国語と日本語の能力を兼ね備えた文化人を育て上げていきます。
本校中学部における教育主旨は、小学部のそれを引き継ぎ、その上で品格教育と道徳教育に一層力を注ぎ、生きる力を育成し、進歩向上を求める理想的な人格を作ることにあります。中学部のカリキュラムは中華民国(台湾)および日本の学校における当該学年と全く同じレベルの内容であり、これは、台湾の学校への進学と日本の学校への進学と双方の進路に対応するためです。教師陣はこの進学に対応するための十分なスキルを有しており、また熱心に指導することによって、生徒それぞれの要求に合わせた満足のいく対応がなされています。
【中学部における教育カリキュラム】
中学部の学習段階においても、引き続き三言語の能力向上を重視しています。また、生徒たちに学内における各種検定試験や校外における各種検定試験やコンテストに参加する事を奨励し、中国語、日本語、英語における聞く、読む、話す、書く力の向上に役立て、目標達成を目指します。
高等部の教育主旨は中学のカリキュラムから繋がるものであり、その上で厳格な指導を以て、高等段階における青少年の気質を磨き上げ、更には、より奥深い学術の探求や専門的知識を学習するための準備を施していきます。本校の高等部は設立から60年近くの歴史を有し、全てにおいて系統だった高等部です。また神奈川県より高い評価も受けております。
【高等部におけるカリキュラム】
日本の大学や大学院に進学したいといった希望を叶えるために、本校の高等部では日本の文科省による学習指導要領に沿ったカリキュラムを編成しています。また、補習制度を設け、学習サポートに力を注ぎ、目的達成へと繋げております。その他、本国から来たばかりの転校生には特別サポートクラスを設け、短期間で日本語検定1級に合格し進学への道が切り開けるよう全力で指導にあたっております。
本校では生徒たちの理想が実現できるよう、適切なアドバイスと指導を行い、自己実現に向けた努力をしております。また、本校独自の多文化といった環境で育った生徒達は、社会に出た後にも、様々な業界で活躍をしております。本校高等部の卒業生は日本の国公私立大学はもちろんのこと海外の大学への受験資格も有しております。
大学進学状況(高等部から)
一、華僑学生の台湾進学
(一)華僑学校による推薦制度
本校を通して推薦の出願をする場合は、願書記載の各大学、計70学科の中から選択することができ、手続きにおいても何枚も願書を書き申請するといった事もなく、非常に簡単な手続きで出願が可能です。
(二)完備された制度と全面的サポート
各大学には華僑学生専用の相談窓口もあり、健康保険の補助や華僑学生専用の奨学金制度も利用ができ、学生生活が円滑に過ごせます。
(三)卒業後の道の多さ
本校生徒は高校卒業時に中国語、日本語、英語の技能が身についているため、台湾で学業に励んだ後は、世界中の工商政経及び文教の各領域で活躍することができ、また各界より非常に良い評価を得ております。台湾への進学もまた、将来の選択肢をさらに増やすための一つの方法です。
二、華僑学生以外の生徒の台湾進学
(一)華僑学校による推薦の利用
華僑学校による推薦では、台湾の国公私立大学における各学科を選択することができ、また本校で行われている補習制度で生徒達を後押しいたします。
(二)手厚い奨学金制度(2016年現在)
(A)学費及び雑費:1学期ごとに最高40,000台湾元(約14万5千円)が支給されます。
(B)生活補助費:毎月約15,000台湾元(約5万4千円)が生活補助として支給されます。
(三)卒業後の道の多さ
本校生徒は高校卒業時に中国語、日本語、英語の技能が身についているため、台湾で学業に励んだ後は、世界中の工商政経及び文教の各領域で活躍することができ、また各界より非常に良い評価を得ております。台湾への進学もまた、将来の選択肢をさらに増やすための一つの方法です。
本校では語学検定試験に関する到達目標を設定しています。本校で習得した各種語学技能は検定資格などの客観的観点から認定される必要があると考えています。また生徒が得た資格は進路進学に大きな助けとなることでしょう。
本校の部活動は運動部、文化部、言語学習部の3つに分けることができます。それぞれ積極的な活動が行われています。言語学習の活動では中国語、日本語、英語の各検定試験に対応できる力を伸ばすための活動が行われています。
【運動部】バスケットボール、ドッヂボール、伝統文化
【文化部】軽音楽、書道
【言語学習部】日本語の補習、英検